短腸症候群(SBS)患者さんの生活や栄養摂取での日々の疑問に、SBSの診療に携わる先生方がお答えいたします。
- 監修:
- 藤田医科大学病院病院 食養部 係長
管理栄養士/食物栄養学博士/米国栄養サポート臨床師
一丸 智美 先生
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一丸先生からのメッセージ
短腸症候群(SBS)の患者さんたちは、もともとの体質、腸を切除する原因となった病気、切除した部位や長さ、切除してからどれくらいの期間がたったか、静脈栄養や経腸栄養を行っているか、食べ物の好き嫌い、生活スタイルなど、さまざまな点で一人ひとり違います。ですから、おすすめできる食べ物や食べ方も、本当は一人ひとり違うのですが、ここでは、短腸症候群の方の一般的な食べ方について説明します。
みなさんのお腹の調子が一番わかるのは、みなさん自身です。術後は不安でいっぱいだったのに、徐々に「自分に合う食べ方」を習得される患者さんがたくさんいらっしゃいます。ここで紹介している内容をふまえながら、ご自身の体調をよく観察して、「自分に合う食べ方」を見つけていきましょう。