池内 浩基 先生
兵庫医科大学
消化器外科学講座 炎症性腸疾患外科 主任教授(取材当時)
短腸症候群(SBS)は、栄養管理と脱水をきちんと管理すれば、就学・就労など社会生活が可能です。調子が悪いときには無理をせず安静を心がけることで、長期的に安定した生活を送ることができます。
SBSでまだ専門医に診てもらったことのない患者さんは、一度専門医を受診されるといいと思います。最近は、セカンドオピニオンという考え方が一般的になってきました。病気の診断や治療方法について、別の医師の意見を求めるという考え方です。医師に遠慮することなく、ご自身が納得できるまで話を聞き、不安や心配のない状態で治療を受けることが大切です。